「朝から晩までひとりで全部こなすなんて無理…」
そんな風に感じているママ、多いのではないでしょうか?
夫の帰りが遅く、平日はほぼワンオペ育児。
そんな中でも何とか毎日をまわすには、ちょっとした“仕組み”と“割り切り”がカギになります。
この記事では、実際にワンオペで3人の子育てと家事を回している筆者が、
忙しい平日を乗り切るためのリアルな1日のスケジュールと、その中で工夫していることを詳しくご紹介します。
【平日のワンオペスケジュール】リアルな1日を公開
6:00 起床&自分の身支度
子どもが起きる前のこの時間は「唯一の静かな時間」。
身支度・朝食準備・洗濯機スタートまで一気に終わらせます。
6:45 子ども起床&朝食
子どもを起こし、簡単な朝食(パン・スープ・果物)を一緒に食べます。
会話よりも「流れ作業」でOKと割り切り。食べてくれるだけで100点です。
7:30 登校・登園準備
持ち物チェック・ハンカチ・連絡帳の確認。
前日の夜に準備しておくことで、バタバタを防止。
8:00 子どもたち送り出し
小学生を玄関で見送り、保育園児は自転車で送ります。
9:00〜14:00 パート or 在宅ワーク
この時間は仕事に集中。午前中のうちに洗濯を干し、掃除は週2回と決めて無理しません。
15:00〜16:00 お迎え&帰宅
保育園お迎え、小学生は自分で帰宅。おやつタイムと宿題確認をゆるくやります。
17:00 夕飯づくり
冷凍野菜・作り置きをフル活用して20〜30分で完成が目標。
“疲れた日はお惣菜も堂々と使う”が我が家のルール。
18:00 夕食&片付け
ごはんの時間はリラックスタイム。子どもが自分の食器を下げるなど、できる範囲でお手伝い。
19:00 お風呂
子どもたちと一緒に入浴。
この時間に「今日どうだった?」と話を聞くのが小さな習慣です。
20:00 寝かしつけ
絵本を読んで、電気を消して「おやすみ」。この時間が一番ホッとします。
21:00〜22:00 自分時間
家計管理・ネットで買い物・SNSチェック・軽いストレッチなど、ゆるっと過ごします。
22:30 就寝
「明日の自分が助かること」を少し準備して、おやすみなさい。
ワンオペでも回すための5つのコツ
① 朝は「仕込み時間」
朝の1時間で「洗濯機を回す」「夕食の下ごしらえ」など、後の自分がラクになるタネまきをしておきます。
② やらない家事を決める
毎日完璧にこなすのは無理。掃除は2日に1回、トイレ掃除は週1、洗濯物はたたまずカゴ収納など“ラクして続く”スタイルを選びましょう。
③ 夕飯は3パターンに分けて回す
- ・火を使う日
- ・電子レンジ&トースター活用日
- ・お惣菜・レトルト活用日
これを交互に回すと、気持ちもラクになり続けやすいです。
④ 子どもにも「小さなお手伝い」を
食器を運ぶ・洗濯物をカゴに入れる・おもちゃを片づけるなど、できることから任せましょう。「ママひとりで頑張らなくていい」空気ができます。
⑤ “完璧”より“機嫌”を優先
ごはんがインスタントでも、洗濯物が山積みでも、ママが笑っていればそれでOK。
心のゆとりを最優先に。
便利アイテムを使って手抜きを「仕組み化」
● 電気圧力鍋
材料入れてスイッチONだけで、カレーも煮物もほったらかしで完成。
「夕方がラクになる」家電の代表格。
● 食洗機
食後の片付けがほぼゼロに。水道代も意外と節約になります。
● 洗濯乾燥機
洗濯から乾燥まで自動で完了。雨の日でも安心&干す作業がゼロで、時間とストレスをカット。
● コードレス掃除機
朝のスキマ時間にサッと使えて便利。充電式で取り回しやすく、子どもでも掃除しやすいのも◎
まとめ:「自分をラクにする仕組みづくり」がカギ
ワンオペ育児・家事は、ママひとりの努力だけでは回りません。
だからこそ「頼れるモノは使う」「子どもに任せる」「完璧を求めない」など、自分がラクになる仕組みをどんどん取り入れていきましょう。
たとえ手抜きでも、あなたはちゃんと頑張っているし、家族はそれに支えられています。
今日もあなたは立派に乗り切っています。
“回せている”ことそのものが、すでに大きな成果なんです。
「どうしたらラクできるかな?」と考える時間が、これからのあなたをもっと笑顔にしてくれるはずです。
【実録】ワンオペでの“心が折れそうだった瞬間”と乗り越えた工夫
どれだけスケジュールを組んでいても、予想外のことが起こるのが子育て。
実際に私が「もう無理かも」と感じた日、それをどう乗り越えたかをリアルに紹介します。
■ケース1:子どもが同時に熱を出した日
小学生と保育園児が同時に発熱。仕事は休めず、家事も山積み…
→【対処法】
とにかく“優先順位”を明確に。「食事はレトルト」「洗濯は明日」「仕事は最低限」など、命に関わらないことは後回しに。
■ケース2:自分が体調不良で何もできない
頭痛とだるさで布団から出られず、子どもも元気でイライラMAXに。
→【対処法】
動画・おやつ・寝室でのんびり遊ばせるなど、罪悪感を持たずに頼ること。ママが倒れないことが何より大切。
■ケース3:朝の登校拒否でバタバタ
時間がない中、小学生の「行きたくない!」が爆発。
→【対処法】
登校は諦めて、「今日はおやすみの日」に。
心を整える時間を優先し、「イレギュラーもある前提」でスケジュールを見直しました。
どのケースでも共通しているのは、「全部はできない」と受け入れること。
肩の力を抜くことで、逆にその後の流れがスムーズになりました。
子どもが小さいうちに“仕込んでおいてよかった習慣”
子どもが成長するにつれて、「教えておいてよかった!」と感じる習慣があります。
■お片付けは「遊び」の一部
2歳頃から「お片付けのうた」などを使って、ゲーム感覚で片付ける習慣をつけておくと、小学生になっても自然に自分で片付けるようになります。
■自分の持ち物は自分でチェック
小学生になると学校の準備が増えます。
前日の夜に「明日の準備表」でチェックする習慣を持たせると、朝のバタバタが減ります。
■「やってみたい」を尊重する
料理や洗濯など「やりたがる」時期は絶好のチャンス。
少しでも触れさせておくと、ワンオペ時の助っ人になります。
時間を生む「外注」もママの味方
全てを自分でやろうとせず、プロの力を借りるのも賢い選択肢です。
● 宅配食材サービス
毎週決まった食材とレシピが届くサービスは、買い物&献立の手間を一気に削減。
● 家事代行サービス
掃除・整理整頓など、週1回2時間のプロの力で家が回る実感を得られます。
● ファミサポやシッター
子どもを見ていてくれる時間が少しでもあると、ママの休息時間を確保できます。
家計と相談しながら、部分的にでも活用して「余白」を作ることが、ワンオペ生活の精神安定に直結します。
ワンオペでも笑顔が増える3つのマインド
①「できたこと」に目を向ける
今日の自分に、「これができた」と言えることを1つ見つけましょう。
洗濯が回せた、ごはんを作った、笑顔でおはようが言えた…それだけでも十分です。
② 他人と比べない
SNSでの“キラキラ育児”はほんの一部。
他人と比べず、「昨日の自分」との比較が大切です。
③「ママだって人間」と思い出す
怒ることもある、泣きたくなることもある。それは当然。
感情があるからこそ、子どもと本気で向き合えるのです。
おわりに:ひとりじゃない、工夫しているママはたくさんいる
ワンオペでの子育て・家事は、本当に大変です。
でも、ちょっとした工夫や考え方の切り替えで、思っているよりずっと「まわせる」ようになります。
一番大切なのは、「自分だけが頑張っているわけじゃない」と知ること。
この記事を読んでくれたあなたも、今まさに、家族のために全力を尽くしているすごい人です。
少しでも心が軽くなるように、今日も一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたは、ちゃんとやっています。
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